債券利回りの上昇、インフレの鈍化、そして利下げ見通しによって、多くの投資家が再び債券市場に注目しています。
10年間にわたる世界的な低金利を経て、分散された債券ファンドを購入すれば、それなりの利回りを獲得できるようになりました。今後数年間、金利は上昇・下落を繰り返すと思われますが、より高い利回りがニューノーマルとなり、魅力的なインカムと長期的なリターンを獲得するためのリスクは低減することになると予想しています。また短期の視点でも、インフレの鈍化が欧米の金利低下につながり、国債や社債、モーゲージ債、さらには新興国債や代替資産クラスは、短期的に上昇する余地があるでしょう。短期・長期の見通しのいずれであっても、私たちは、債券ポートフォリオについて考え方を改める時期にあると考えています。そこで、リスクとリターンの適切なバランスを提供することが期待される3つの投資アプローチをご紹介したいと思います。
キャッシュよりも高いインカムを追求するディフェンシブな債券ポートフォリオ
このポートフォリオ戦略は、現在、キャッシュやマネーマーケットへの投資に多くの資産を配分しているが、債券でもう少し積極的なポジションを取りたいと考えている投資家に適していると思われます。キャッシュ(ここではマネーマーケット・ファンド)にも引き続き資産配分を行いつつ、短期国債へのエクスポージャーを増やし、ポートフォリオのインカムを増やすため短期クレジット(社債)への資産配分も行います。また、変動クーポンを持つ質の高い資産担保証券(ABS)にも資産を配分することで、短期的な金利上昇に対してもある程度ディフェンシブなポートフォリオになるでしょう。

このポートフォリオを構築するためのカギとなるのは、以下の投資戦略への資産配分です。
- マネーマーケット戦略:安定性とインカムの追求
- 資産担保証券(ABS)戦略:分散とインカムの追求
- ショートデュレーションクレジット戦略: インカムの押し上げ
- ショートデュレーション国債戦略:金利低下からの恩恵
金利低下時にインカムとリターンを追求する債券ポートフォリオ
このポートフォリオ戦略は、ポートフォリオのインカムを高めることを追求する一方、今後数年間で金利が大幅に低下した場合に恩恵を受けられるようにするため、金利変動に対するエクスポージャーを増やすことに抵抗がない投資家に適していると思われます。米国やEU諸国のソブリン債およびインフレ連動債へ資産配分を高め、金利低下がリターンを押し上げるとの期待に基づいています。また、グローバル債券(アグリゲート)へのエクスポージャーを通じて分散効果を高めつつ、質の高い投資適格クレジットの保有を通じてポートフォリオのインカムを押し上げます。最後に、短期国債や変動クーポンの資産担保証券など、よりディフェンシブな債券エクスポージャーを一部保有することで、ボラティリティの低減につなげています。

このポートフォリオを構築するためのカギとなるのは、以下の投資戦略への資産配分です。
- ソブリン&インフレ連動債券戦略:利回りの変動に対するエクスポージャー拡大
- グローバル債券(アグリゲート)戦略:分散の追求
- クレジット(社債)投資戦略: インカムの押し上げ
- ショートデュレーション国債戦略:インカム創出と金利低下からの恩恵
- ショートデュレーションクレジット戦略: インカム押し上げ
- 資産担保証券(ABS)戦略:分散とインカムの追求
インカム、分散、値上がりを追求するグローバル債券ポートフォリオ(クレジットリスクとグローバル分散)
このグローバル・ポートフォリオ戦略は、金利変動に対するエクスポージャーを増やすことに抵抗がなく、より分散されたポートフォリオを望む投資家に適しており、インカムと分散のバランスを取りながら、魅力的で安定的なリターンの獲得を目指します。国債へのエクスポージャーが少ないため、金利低下の環境において値上がりが抑制される可能性はありますが、ハイイールド社債や新興国債券への資産配分を拡大しているため、金利低下によるリターンが確保されるとともに、分散効果が高まることも期待されます。また、このポートフォリオでは、マクロ経済のトレンドに関係なくプラスのリターンを目指す絶対収益型投資戦略へのエクスポージャーも含まれています。さらに、インカムの押し上げが期待される投資適格クレジットへの投資と、ボラティリティの抑制につながるディフェンシブな投資戦略への資産配分も含まれています。

このポートフォリオを構築するためのカギとなるのは、以下の投資戦略への資産配分です。
- ソブリン&インフレ連動債券戦略:利回りの変動に対するエクスポージャー
- グローバル債券(アグリゲート)戦略:分散の追求
- ハイイールド社債戦略:インカムの押し上げ
- 新興国債券戦略:インカムを押し上げと分散の追求
- 絶対収益型投資戦略: リターンの源泉の多様化
- クレジット(社債)投資戦略、ショートデュレーション国債戦略、ショートデュレーションクレジット戦略、資産担保証券(ABS)戦略:インカムの追求とボラティリティの抑制
投資家の多様なニーズに応える債券ポートフォリオを提供いたします。
3つのポートフォリオの実例からもお客様に適したポートフォリオが見つかると思われますが、BNPパリバ・アセットマネジメントでは、投資家によって多様なニーズや投資目標を持っていると考えています。債券の投資環境が改善する中で、様々な債券への投資機会を活用するべく、お客様それぞれに適したソリューションを提供してまいります。
<ご留意事項>
本資料はBNPパリバ・アセットマネジメントグループが作成した情報提供用資料を、BNPパリバ・アセットマネジメント株式会社が翻訳したもので、特定の金融商品の取得勧誘を目的としたものではありません。また、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。当社は、翻訳や編集には正確性を期していますが、必ずしもその完全性を担保するものではありません。万一、英語と翻訳との間に齟齬がある場合には、英語の原文が優先することをご了承下さい。
本資料における統計等は、信頼できると思われる外部情報等に基づいて作成しておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。本資料には専門用語や専門的な内容が含まれる可能性がある点をご留意ください。本資料中の情報は作成時点のものであり、予告なく変更する場合があります。本資料中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかなる内容も将来の運用成績を示唆または保証するものではありません。本資料で使用している商標等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該商標等の権利者に帰属します。
BNPパリバ・アセットマネジメント株式会社は、記載された情報の正確性及び完全性について、明示的であるか黙示的であるかを問わず、なんらの表明又は保証を行うものではなく、また、一切の責任を負いません。なお、事前の承諾なく掲載した見解、予想、資料等を複製、転用等することはお断りいたします。
投資した資産の価値や分配金は変動する可能性があり、投資家は投資元本を回収できない可能性があります。新興国市場、または専門的なセクター、制限されたセクターへの投資は、入手可能な情報が少なく流動性が低いため、また市場の状況(社会的、政治的、経済的状況)の変化により敏感に反応しやすいため、より不安定性があり、大きな変動を受ける可能性があります。
環境・社会・ガバナンス(ESG)投資に関するリスク:ESGと持続可能性を統合する際、EU基準で共通または統一された定義やラベルがないため、ESG目標を設定する際に資産運用会社によって異なるアプローチが取られる場合があります。これはESGと持続可能性の基準を統合した投資戦略を比較することが困難であることを意味しており、同じ名称が用いられていても異なる測定方法に基づいている場合があるということです。保有銘柄のESGや持続可能性に関する評価において、資産運用会社は、外部のESG調査会社から提供されたデータソースを活用する場合があります。ESG投資は発展途上の分野であるため、こうしたデータソースは不完全、不正確、または利用できない場合があります。投資プロセスにおいて責任ある企業行動指針を適用することで、特定の発行体やセクターが除外される場合があります。その結果、当該指針を適用しない類似の投資戦略のパフォーマンスよりも良くなったり、悪くなったりする場合があります。