先週のインド株式市場は、大幅な上昇となりました。インドの主要株価指数の一部は過去最高値を更新し、それ以外も最高値に迫っています。イスラエルとイランの停戦合意を受けて、市場心理は落ち着きを取り戻し、リスクオフの動きが後退したことが背景にあります。外国人投資家(FII)が週を通じて約248億ルピー相当を売り越す一方で、国内投資家(DII)は約1,087億ルピー相当の買い越しとなりました。通貨インドルピーは、原油価格が下落する中で、対米ドルで85.5ドルまで上昇し、週間で2023年1月以来の上昇率を記録しました。インドのような石油輸入国では、原油価格下落は輸入コストの低下を通じて、企業業績の改善につながります。なお金価格は、市場の不確実性と地政学的リスクが緩和されたことにより、大幅に下落しまた。規模別の指数で見ると、Nifty50指数が2.1%、Nifty Midcap150指数が2.6%、Nifty Smallcap250指数が4.3%の上昇となり、小型株優位の展開となりました。
セクター別に見ると、国内投資家(DII)からの資金流入に加えて、インド企業の堅調な企業業績、市場心理の改善、地政学的リスクの緩和などから、週間で上昇するセクターが目立ちました。米関税に対する懸念の緩和や米ドル安を背景に、Nifty金属指数(4.8%)、Nifty資本財指数(4.8%)が大きく上昇し、市場をけん引しました。続いて、Niftyインフラ指数(3.4%)、Nifty石油ガス指数(3.3%)、Nifty金融サービス指数(2.6%)、Niftyエネルギー指数(2.7%)も堅調な動きとなりました。一方、Nifty IT指数(0.4%)、Nifty医薬品指数(1.1%)、Nifty不動産指数(1.9%)は下落しています。

また、インドルピーは対米ドルで大幅に上昇、インドの10年債利回りは小幅に上昇しました。

