先週のインドの株式市場は、関税政策をめぐる世界貿易への懸念や物価変動を受けて、景気見通しの不透明感や地政学的リスクが高まり、株式相場は乱高下しました。米中の貿易をめぐる緊張が継続し、原油価格にも大きな影響を与えています。米国による関税の引き上げが、世界経済の成長低迷につながり、石油需要を減少させるとの懸念が背景にあります。インド準備銀行(中央銀行)が金利の引き下げを発表し、金融緩和的なスタンスへシフトしたことは、景気の下支えとなり経済成長が期待されますが、依然として不確実性やGDP見通しが引き下げられた悪材料の影響が強いようです。インドの主要株式指数では、Nifty50指数とNifty Midcap150指数が、前週比で0.3%の下落。一方で、Nifty Smallcap250指数は、0.04%と小幅ながら上昇しました。
インド株式市場は、引き続きセクターによって大きく異なった動きを示しています。不動産およびITセクターは、米国の需要減少が警戒され、前週比で4.0%と2.3 %と大幅な下落となりました。主要セクターでは、 Nifty金属指数(2.9%)、 Nifty民間金融機関指数(1.5%)、 Nifty公的金融機関指数(1.1%)が下落しました。 一方で、Nifty耐久消費財指数(3.8%)、 Nifty非耐久消費財指数(3.6%)、 Nifty石油・ガス指数指数(1.3%)は上昇しました。

また、インドルピーは対米ドルで下落に転じ、インドの10年債利回りは低下しました。


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