インドの株式市場は、主要企業で構成されるNifty50指数は前週比1.1%の上昇となりました。規模別の指数では、Nifty Midcap150指数とNifty Smallcap250指数は、それぞれ1.7%と1.1%の上昇となりました。インドのVIX指数(恐怖指数)は9.45%まで上昇しましたが、依然として過去数年の低水準で推移しており、前週のリスクイベントにも関わらず、インド株市場への懸念は限定的との見方が広がっています。インドの製造業PMIは57.3まで上昇し、3カ月ぶりの高水準となりました(50を上回ると景気拡大)。海外機関投資家(FII)は週を通じて約230億ルピーを買い越し、国内投資家も約180億ルピーの買い越しとなっています。商品市場では、ブレント原油価格は1バレルあたり61ドル台と堅調に推移し、エネルギー株の上昇を支えました。安全資産への需要の高まりもあり、金価格は上昇しています。
セクター別では、景気循環株が市場をけん引し、金属セクターは約5.7%急騰し、過去1年間の高値を更新しました。公的金融機関セクターは5.0%上昇、自動車セクターはOEM車の販売好調を背景に3.8%上昇しました。不動産セクターが1.8%上昇する一方、化学セクターは0.4%の上昇にとどまり、他の景気循環株と比べると小幅な上昇にとどまりました。
対照的に、防衛セクターとITセクターは小幅な下落となり、非耐久消費財は、セクターローテーションの動きから3.7%の急落となりました。一方で、金融セクターは全体的に堅調で、銀行セクターは1.9%上昇、金融サービスも1.2%上昇しています。
インドルピーは対米ドルで90台前半まで下落し、インドの10年債利回りは6.6%付近で推移しています。

